テキストサンプル     (答の部分は*****にしてあります)

4. La nonna di Marco va in **** .chiesa la domenica.
    andare *** chiesa は熟語です。この場合のように、chiesa がその物体を言っているのではなく、むしろ「教会で行われる宗教行事」に力点が置かれているような場合は、無冠詞になる場合が多いのです。しかし、イタリア語では慣用的な例外(あるいは、イタリア人自身のなかでの「揺れ」)も多いので、よく使われる慣用句はそのまま覚えておくことが推奨されます。

5. Marisa ha **** capelli lunghi.
    まず、冠詞の話の前に、イタリア語では「足が長い」とか「耳が大きい」とか、身体の特徴を表現するときには、日本語と表現法が大きく違うことに注目しましょう。「〜は〜が〜だ」は、イタリア語では「〜は〜な〜をもっている」と表現するわけですね。で、身体部分の名称は、主語の付属物であれば、定冠詞(英語では、代名詞所有格)をつけるのが原則なのですが、この場合のように lungo のような形容句が着くと、部分冠詞(地方、人によっては無冠詞もありうる)になります。

6. Abbiamo pagato **** 500 euro per il biglietto per andare in Giappone.
    日本語の訳をみますと、このまま頬っておくて「ぐらい」のニュアンスが出ません。イタリア語の不定冠詞には、概数を表す用法があります。従って、ここでは不定冠詞が求められます。この場合、不定冠詞は後述の名詞が複数形でも複数になることはありません

【イタリア語:冠詞&作文セミナー受講の西村範子さんからの推薦の言葉】

セミナーに出席させていただいて、目からウロコの連続でした。今まで、こういうことをずっと学びたかったんです。ほんとうに。これまでどんな先生も濁してしまってきちんと答えて下さらなかった、日頃から疑問に感じていた数々の文法の問題が今回の先生のセミナーで一気にクリアになりました。と言っても、私は文法でごっそり抜け落ちているところが多々ありますので、これから是非先生のセミナーで教えていただきたいです。特に冠詞については、定冠詞をつけるかつけないか、どういうときにどうなるのか、とある日本人の教授に質問してもいい加減なもので「定冠詞はつけないよりはつけたほうがまし」と教えられていたんです。勿論私にあまりひらめきがないのが問題なのですが、初級の頃に間違って教えられたものを訂正するのに一苦労しています。いくら努力して勉強しても、基本的な部分でしっかりしてないと干潟に建物を建てるようなものですよね。とりわけアスペクトの問題、文型の問題は誰も教えてはくださいませんでした。いつも思っていたのですが、言語を本当に理解しているプロフェッショナルな語学教師が少なすぎるように感じます。先生のように、きめ細かく、言葉に情熱と感受性を持って教えてくださる方は他にいらっしゃらないと思います。イタリア語をはじめから先生に教えていただきたかったです!もっともっと文法のこと勉強したいです。とても楽しかったです。先生に感謝・感謝です!次のセミナーを楽しみにしています!イタリア語の冠詞は大変難しい、かついちばん最初の方に出会う文法事項なのに日本人の先生が軽視しているのか、真剣に取り組んでいないことに加え、いわゆるネイティブのイタリア人の語学教師も、違いはなんとなくわかっていてもうまくそれを生徒に説明することはできないように思います。きっと生徒さんももやもやしてる方が多いのではないでしょうか。先生のように研究をされた方が、生徒に冠詞に対して一定の考え方を示唆してくださるのは本当に貴重なことです。

ポリグロット・語学通信教育 プチ・コース
イタリア語
冠詞の用法・徹底学習ドリル
イタリア語の冠詞はほとんど習得不可能とさえ言われるほど、その運用が難しいものです。ひとつの理由に、イタリア語自体に問題があります。つまり、例外が多く、音声的な理由が理論を修正してしますのです。この講座は猪浦先生のご専門であるイタリア冠詞の研究成果を惜しみなくお教えする冠詞参考書の決定版と言えるものです。初心者はもちろん、上級生、プロ志向の人々に特にお勧めです。
編集主幹 猪浦道夫 (ポリグロット外国語研究所代表)
受講期間・課題配信開始日 6週間(30回)  原則として 第2月曜日・配信開始

講座概要

冠詞はイタリア語に限らず、西洋言語を学習する日本人学習者にとって最大のネックです。しかし、どんな平易な文章でも冠詞を使わないわけにはいきません。にもかかわらず、冠詞は「わからなくて仕方ないもの」というイメージで捉えられてきました。しkし、冠詞はフィーリングで決まるものではありません。背景には厳然とした「理論」が存在します。そして、イタリア語の冠詞の考え方は、英語とは大変異なります。私は、この冠詞を学習上どのように克服すべきか(あるいは、より正確に言えば、どのようなアプローチを試みるか)、そして、学習者に教えたらよいか、様々な言語で研究してきました。このたび、その成果を踏まえて、日本人学習者に「望みうる最良のガイドライン」とするべく、冠詞のドリルを編んでみました。ぜひ、お試しください。この講座をまじめに学習していただければ、少なくとも90%程度は冠詞を正しく運用できるようになると思いますし、残りの10%についても納得のいく理解を示すことができるのではないか、と自負しております。
教材の配信は、毎日原則として10題の課題をお届けします。翌日、前日の出題分の解説をお送りします。疑問点に関しては、適宜ご質問を受け付けます。この講座は、セミナーによる「イタリア語冠詞」の内容をさらに濃くして、地方在住の方などセミナーに出席できない方のための配慮もいたしましたので、旧セミナー生の方にも復習用ととしてぜひお試しいただければ幸いです。

受講料

\ 12,000

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