オランダの美術館

                               

<アムステルダム>

・王立美術館 Rijksmuzeum
  世界でも有数の美術館。とりわけレンブラントをはじめとするオランダ黄金時代の傑作を蔵する。レンブラントの「夜警」のほか、オランダの画家ではアーヴェルカンプ、ハルス、ステーン、フェルメール、ルイスダール、ボル、ホイエン、ヴェルデなど。イタリアではベルゴニョーネ、ボッティチェッリ、カルパッチョ、エル・グレコ、リッピ、シニョレッリ、ヴェロネーゼ、ティントレットなど。フランドルでは、ヴァン・デル・ヴェイデン、ブリューゲル、ルーベンス、ヴァン・ダイク。スペインでは、ベラスケス、ムリーリョ、ゴヤ。絵画のほか工芸、版画、彫刻作品なども。

・ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ美術館 Rijksmuzeum Vincent Van Gogh
  オランダを代表するゴッホの美術館。ゴッホのコレクションはもちろん、日本の浮世絵なども展示。  

・アムステルダム市立美術館 Stedelijk Muzeum
  近代の絵画、彫刻を展示。フランスでは、コロ、クールベ、ドミエ、ドガ、マネ、モネ、スーラ(ポール・アン・ベッサンの日曜日)、セザンヌ(サント・ヴィクトワール山)、ルノワール、ブラック、マティス(オダリスク)、ボナールなど。そのほか、シャガール(ヴァイオリン奏者)、カンディンスキー、ココシュカ、ピカソ、ファン・ドンゲン、ムーア、ピカソ、セヴェリーニなど。ゴッホの「アルルの寝室、サント・マリーの小船」も。

・レンブラントの家 Rembrandthuis
  ドイツ、フランドル、イタリア、スペイン、ポーランドの傑作を蔵する。特に、バッサーノ、ブロンジーノ、デュジャルダン、メシス、スルバランの作品は必見。

・アムステルダム歴史博物館  Amsterdams Historisch Museum
  美術館ではないのだが、多くの絵画、特にレンブラントの作品があるので、ぜひ寄りたい。

・ミッデルヘイム美術館  Middelheim Muzeum
  ナハテハーレン公園内にある素晴らしい彫刻の野外美術館。ブールデル、ブラック、デュシャン・ヴィヨン、ロダン、ザトキン。イタリア人ではマンズー、マリーニ、ミングッツィなどの作品。

 

<デン・ハーグ>

・マウリッツハイス美術館  Mauritshuis
  小ぶりな美術館だが、そのコレクションのレベルの高さはオランダでも屈指。この美術館の見ものはなんといってもフェルメールの「デルフトの眺望、青いターバンの少女」。400を越える作品のなかでも、ヴァン・デル・ヴェイデン、メムリンク(男の肖像)、クラナッハ、マセイス、レンブラント(自画像、サウルの前のダヴィデ、解剖学の講義)、ルーベンス、ハルス、ステーン、ヴァン・ダイクなどの作品が必見。

・ハーグ市立美術館  Haags Gemeentemuzeum
  絵画、工芸、陶器、版画、楽器など、膨大な展示。絵画では、シニャック(コート・ダジュール)、ドガ、モネ、カンディンスキー、エルンスト、ベーコン、ココシュカ、マリーニ、モランディなどが重要だが、なかでもピート・モンドリアンのコレクションは世界一。

・ブレディウス美術館  Museum Bredius
  小さな美術館だがクオリティは高い。レンブラント、ヤン・ステーン、ルイスダールなど、一級のオランダ絵画を蔵する。

・メスダグ美術館  Museum Mesdagl
  画家として有名なヘンドリック・メスダグのコレクション。オランダの作品のほかに、ミレー、コロなど、フランスのバルビゾン派の佳作も見られる。別の場所にある「パノラマ・メスダグ」は驚異のパノラマ画で必見。

<ロッテルダム>

・ボイマンス・ベーニゲン美術館  Museum Boymans-Van Beuningen
  古いところでは、ヴァン・エイク、メムリンク、ボス、ゴッセールト、アーヴェルカンプ、ルーベンス、レンブラント、ステーン、ホイエン、ホッベマ、ダウなどのほか、フォッパ、ギルランダイオ、ベロネーゼ、ティントレット、ストロッツィなどのイタリア・ルネサンスの作品も。19世紀の作品では、ピサロ、シスレー、ドガ、セザンヌ、モネ、ゴッホ、20世紀では、ピカソ、ダリ、カンディンスキー、マグリット、モンドリアンなど。イタリア・ルネサンス期の陶器作品も展示。

・シャボ美術館  Chabot Museum
  地元の画家&彫刻家、ヘンク・シャボの美術館。

 

<オッテルロー>

・王立クレラー・ミュラー美術館  Rijksmuseum Kroller-Muller
  オランダ屈指の美術館。グリエン、クラナッハなど若干の古い作品がるが、主要作品は19世紀以降のもの。コロ、クールベ、マネ、スラ(オンフルール港)、ピサロ、シニャック、シスレー、ゴーギャン、ルノワール、セザンヌといった印象派から、ロダン、マイヨールの彫刻、レジェ(トランプ)、グリス、モンドリアン、ピカソなど。なかでも、ヴァン・ゴッホの作品群(自画像、アルルの跳ね橋、収穫、古い靴など)は、アムステルダムのゴッホ美術館と双璧。

 

<ハールレム>

・フランス・ハルス美術館  Frans Hals Museum
  古い養老印後にたてられた、フランス・ハルスの作品を中心とした美術館。ルイスダールなどのハールレム派のほかの画家の作品もある。

・テイラー博物館  Teylers Museum
  オランダ最古の美術館で、レンブラント、ミケランジェロを含む4000枚のデッサンのコレクションを誇る。自然科学の展示物も多いので「博物館」としておいた。

 

<レイデン>

・市立ラーケンハル美術館  Stedelijk Museum De Lakenhal
  ヤン・ステーン、ルーカス・ヴァン・レイデンの作品など。

 

<エイントホ−ヴェン>

・ヴァン・アッペ美術館  Van Abbe Museum
  20世紀のコンテンポラリー・アートが中心。ピカソ、ブラックなどの作品もある。

 

<マーストリヒト>

・ボネファンテン美術館  Bonnefantenmuseum
  ブリューゲル、ルーベンスなどの古典のほか、現代美術のコレクションも。

 

<レーヴァルデン>

・フリース博物館  Fries Museum
  いわゆる博物館で、美術作品は少ないが、レンブラントの「サスキアの肖像」は必見。

 

<フロ−ニゲン>

・フローニング美術館  Groninger Museum
  独特の建物で、絵画のほかに、陶磁器、考古学部門もある。


ベルギーの美術館

 

ブリュッセル>

・王立美術館 Musee des Beaux-Arts / Museum voor Schone Kunst
  ベルギー最大の美術館。フランドル、とりわけブリューゲルのコレクションは、ウィーンの美術史美術館と双璧。膨大な所蔵作品のなかでも、メムリンク、ヴァンデル・ヴェイデン(ピエタ他)、ヴァン・デル・フース、バウツ、メセイス、ボス、ブリューゲル(イカロスの墜落など)、クラナッハ、ダヴィッド、ゴッセールト、ルーベンス(東方の三博士など多数)、ヴァン・ダイク、レンブラント(バンベークの肖像画)、ハルス、ヨルダーンス(サティルスと農夫、豊穣のアレゴリー)。ティントレット、テニエールなど、イタリア、フランスの作品も。近代ものでは、マグリット、デルヴォーなどベルギーのシュールレアリストの作品がとりわけ見逃せない。他に、アンソール、シャガール、ダリ、キリコ、ディックス、クレー、ココシュカ、ムーアなど。
フランスものでは、スラ、ゴーギャン、ヴラマンク、ユトリロ、マイヨール、マティス、ボナール、レジェ、ザトキン、デュフィといった早々たるもの。

・サンカントネール博物館 Musee du Cinquantenaire
  考古学、装飾芸術作品を蔵する大博物館。  

・オルタ美術館 Musee Horta
  アール・ヌーボー生みの親、ヴィクトール・オルタの美術館。 

・イクセル市立美術館 Musee Communal d'Ixelles
  近代の絵画、デザイン、ポスターなどを中心にしたコレクション。クールベ、ドラクロワ、ヨングキント、マグリット、ロートレック。デューラー、レンブラント、レイノルズなど古い時代の作品も。

・マグリット美術館
   

 

<アントワープ>

・王立美術館  Museum voor Schone Kunsten
  ブリュッセルの王立美術館と並ぶベルギーでもっとも重要な美術館。膨大なコレクションのなかでも、特に見逃せないのはルーベンスとアンソールの作品群。その他、アントネッロ・ダ・メッシーナ、フラ・アンジェリコ、ヴァン・エイク(聖バルバラ)、ヴァン・デル・ヴェイデン、メムリンク、メセイス、プールビュス、クラナッハ、フーケ(授乳する聖母)、ティツィアーノ、ヴァン・ダイク、レンブラント、ハルス、ヨルダーンスなど。

・マイエル・ヴァン・デン・ベルク美術館  Muzeum Mayer van den Berg
  小さな美術館だが、ブリューゲルの傑作「狂女フリート」が必見。他に、ベンソン、ブロンジーノ、ヨルダーンスなどの作品のほか、彫刻、工芸、タペストリーなども所蔵。

・ルーベンスの家  Rubenshuis
  ベルギーの誇る大画家ルーベンスの工房があった家。巨匠が個人的にもっていたコレクションも所蔵。

・ミッデルヘイム美術館  Middelheim Muzeum
  ナハテハーレン公園内にある素晴らしい彫刻の野外美術館。ブールデル、ブラック、デュシャン・ヴィヨン、ロダン、ザトキン。イタリア人ではマンズー、マリーニ、ミングッツィなどの作品。

・オンゼ・リーヴェ・フラウヴェ(聖母)大寺院  O.L.Vrouwekathedraal
  ルーベンスの最高傑作とも言われる祭壇画「キリスト昇天」、「キリスト降架」、「聖母被昇天」がある。

・聖パウルス教会  Sint Pauluskerk
  ルーベンス、ヴァン・ダイク、ヨルダーンスなどの傑作を蔵する。

・聖ヤコブ教会  Sint Jacobskerk
  ルーベンス、ヨルダーンスなどの傑作を蔵する。

 

<ヘント>

・ヘント美術館  Museum voor Schone Kunsten
  フランドルの絵画が特に充実しており、ベルギーでも屈指の美術館。なかでも、ボスの「悔悛する聖ヒエロニムス」、「キリスト磔刑への道」は必見。他に、ヴァン・ダイクやイタリアのマニャスコ、ティントレット、英国のレイバーン、またフランス近代も充実しており、コロ、ドビニー、ドミエ、ジェリコーなども。

・聖バーフ大聖堂  St.Baafskathedraal
  ヘントの誇る、15世紀フランドル絵画の最高峰の作と言われるヤン・ヴァン・エイクのヘントの祭壇画「神秘の仔羊」がある。他に、ルーベンスやワッセンボブの作品もある。  

 

<ブリュージュ>

・フルーニンゲ美術館  Groeninge Museum
  フランドルの名作が目白押し。ボス「最後の審判」、ダヴィッド、メムリンク「モレエルのトリプティック」、クリストゥス、プールビュス、プロヴォースト、ヴァン・デル・フース、ヴァン・デル・ヴェイデン、ヴァン・エイクなど。

・メムリンク美術館  Memlingmuseum
  ゴシック様式の古い病院跡に立てられたメムリンクのための美術館。代表作「聖オルソラの家」、「東方の三博士の訪問」、「キリスト埋葬」、「マールテン・ニューヴェンホーヴェのデシプティック」のほか、ヴァン・デル。ヴェイデン、ヴァン・デル・フース、プロヴォースト、バウツの作品も見られる。

 

<オーステンド>

・アンソールの家  James Ensorhuis
  ジェームズ・アンソールが住んでいた家。

・現代美術館  Museum voor Moderne Kunst
  絵画、彫刻、グラフィックなど、ベルギーの現代アーチストの作品を展示している。

 

<シント・イズデバルド>

・デルヴォー美術館  Delvaux Museum
  シュールレアリスズの画家、デルヴォーが晩年アトリエとしていた建物が美術館になっている。

 

<トゥールネー>

・トゥールネー美術館  Musee des Beaux Arts
  建物の設計はヴィクトール・オルタによる。ヴァン・デル・ヴェイデン、ダヴィッドなどの古いフランドル絵画のほか、モネ、アンソールなどの近代ものも蔵する小さな美術館。

 


ルクセンプルクの美術館

 

・国立博物館  Musee de l'Etat
  美術のほか、考古学、科学、民芸などを展示。美術では、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ、ティントレット、エル・グレコ、ピアッツェッタ、カナレット、グワルディなどのイタリアものから、クラナッハ、ブリューゲル、ルーベンス、レンブラント、カイプ、ヴァン・ダイク(キリスト焚刑)、ヴァトーなどの作品を蔵する。