英語の前置詞の用法・徹底研究 セミナー    

 お申込みはこちらに

++

【内容解説】

  前置詞は「格」と密接な関係があり、それを理解していないと使いこなせないものですが、英語では不幸にして名詞の格変化がほとんど失われてしまいました。しかし、格の概念まで失われたわけではありません。しかし、昨今の言語教育では、国語でも格の事を教えないし、英語でもほとんど重視されず、文科省得意の表現丸暗記型の「オバカ学習法」が蔓延していて、英語学習者は無意識のうちに論理的思考力を失わされています。

  英語では、冠詞の場合、無冠詞名詞が大きな意味をもっているのと同様、前置詞も「無前置詞」の名詞がかなり重要です。無前置詞名詞は、一言で言うと、主格、直接目的格、間接目的格、そして、一般には知られていない(&どこの参考書にもかいない)「昔の奪格」の名詞の4つを受けているのです。
  無前置詞名詞のなかには「副詞的目的格」adverbial objective と言って、
直接目的格が副詞的に用いられる用法があります。

【前置詞の様々なタイプ】

 A)サルでもわかる用法(主として場所の前置詞)  in the box, under the chair みたいの

 B)動詞や形容詞が要求する格を表わす指定の前置詞  talk about, proud of みたいの

 C)慣用で決まっていて覚えるしかないもの   by your watch, on the bus みたいの

 D)複数の選択肢が可能で、それによって意味が異なってくるもの
           on the table, over the table,      above the table みたいの

E)時の副詞句の整理(前置詞、後置詞、副詞的目的格などバッラバラ)
              in a few days, a few days ago, (for) many years など

 F)意味が特殊過ぎて猿でもわかる前置詞   according to, concerning など

G)英米で異なるもの   in the street, on the street など

 H)書き手の意図するところ(趣味)で使う前置詞が変わってくる場合
                   along the Yamanote Line, on the Yamanote Line など

I)群動詞などで、前置詞だか副詞だかわかりにくい場合がある   put up with, take out of など

*前置詞は、純然たる前置詞、副詞から派生したもの、その他の品詞から派生したものがあります。

*二重前置詞というものがあります  from behind the curtain みたいの

*複合前置詞はたくさんあります  instead of, in spite of など
    
こういう前置詞を覚えるときは分解して原義を知っておくこと -stead って何? spite って何?

*後置詞と呼んだ方がよい副詞があります   ago, before, later など

*ラテン系の動詞につく接頭辞はは同語源の前置詞を要求する傾向があります
            
arrive at < ad + ripare なのでラテン語の ad にあたる at を要求
            
derive from < de + ripare なので、ラテン語の de にあたる from を要求

*日本語の感覚とずれている場合があります(格のズレ)
      
reach, greet などは DO をとるにも関わらず、日本語では「〜に」
      
look, wait, listen は日本語で「〜を」をとるのに、英語では前置詞 at, for, to がいる。

*基本的な前置詞ほど意味が多様で用法が多い
    
「時」の前置詞、「場所」の前置詞は、前置詞別に覚えようとするのではなく、日本語表現側から
   体系的に整理したほうがよい

*他の主要な表現でも、日本語の「格助詞」の側から整理してみるとよい(プロシード和英などは役に
  立ちます)