< 英語の語彙 強烈パワーアップ・セミナー 「ゲルマン系語彙」編 >
〔趣旨〕
英語の膨大な語彙を覚えるにはただやみくもに暗記していたら、一生が終わってしまいます。ちょうど漢字を覚えるときに
偏やつくりを覚えると覚えやすいように、英語の単語にも接頭辞や接尾辞など手がかりになるものはあります。しかし、
フランス語から入った語は、綴りの変化をあまり受けていないので比較的容易に類推がきくのですが − 実際、巷に
氾濫する「英単語モノ」の参考書、メルマガの類は最近は受験生でも知っています −、英語のヤマト言葉であるゲルマン
系の語彙は、1500年も前にドイツ語と枝分かれしたうえ、その後、北欧語との混成、高地ドイツ語(=現代ドイツ語の基)に
おきた音韻変化、さらには500年前に英語におきた大母音推移などによって、素人目にはまったくそのルーツがたどれなく
なっています。
ところが、ゲルマン言語学を研究している研究者なら、それが「公式」によって魔法のようにとけるのです。例えば、次の
英語とドイツ語の単語はまったく基は同じなのです。
token - Zeichen one stone - ein Stein upheave - aufheben
このセミナーでは、その「魔法の公式」を学びます。皆さんは言語学研究を目指しているではないのですから、 私も難しい
用語など使わず、ただただ皆さんが、英語の単語を飛躍的に増やす方法、そして(これはもっと大事なことなのですが)
個々の単語のニュアンスを知る感覚を鋭くする方法、という見地から、やさしく、かつ面白おかしく言語学の成果をお伝え
しようと思います。私が知る限り、このゲルマン系語彙だけに注目した(かつ、一歩突っ込んだアカデミックなアプローチを
紹介した)講座、参考書類はまだないと思うので、ぜひいらしてください。
もちろん、ドイツ語、オランダ語、北欧諸語の学習者の方にも大変面白く聞いていただけると思います。また、ドイツ語、
その他の言語に知識も必要ありませんので、ご安心ください。初心者も大歓迎です。
<当日のお話の概要>
1.英語の複雑怪奇な歴史とその語彙の構成
2.語の派生 A)接辞 B)合成 C)混交
3.ゲルマン系語彙の接頭辞と接尾辞
4.グリムの法則とフェルナーの法則
5.英語の大母音推移
6.意味の変遷のパターン(意味論入門)
7.おもしろいお話、日本語の合成動詞とドイツ語の分離動詞と英語の句動詞
8.クイズ方式: 公式をあててみよう
9.クイズ方式・ さがしてみよう
10.まとめと今後の勉強の仕方、第2外国語習得への応用