フランス語会話初級TGV(超速習)

  〜フランス語ほど話しやすい言語はない〜  

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【趣旨】

 数年前にイタリア語の会話TGVを企画し、大好評をいただき、なんとこのセミナーだけで東京、大阪あわせて2か月で都合5回、50名以上の方に受講していただきました。これは90年台に私が、野村證券、旧興銀、ブジヂストンといった企業の赴任者に対して行なって好評をいただいたメソッドを短期間に集約してそのエキスを学んでいただく趣旨のものでした。

 その際、フランス語の会話TGVはないのかという問合せをいただいていたのですが、教材の問題があってご期待にこたえられませんでした。そこで、2008年、気合を入れて、いつも幻の教材といっては出し惜しみしていた Intensive Spoken French を部分的にでも応用してやってみようと思い立ちました。もとより全巻やるのは不可能ですが、よい会話教授教材がない昨今いささかアナクロな超禁欲的スパルタ式教材による学習法の存在を知っていただくことものショッキングでよいのではないかと思ったのです。

 幸い、対話テキストとしては抱腹絶倒の大人の教材(*)があり、神戸の生徒さんが私のフランス語会話セミナーの講義をもとにつくってくれた「つなぎ言葉表現集ドリル」もあるし、結構よいセミナーになると思います。

*この教材ももう絶版の英国人向け教材で、その一部を、2006年ラ・ロシェルで開催したフランス語セミナーの級長さんのナオミさんが、セミナー受講者のブログのなかで関西(播州)弁訳していますのでご覧ください。なかなか名訳です。

http://www.polyglot.jp/blog/cat1/cat6/

 いつもより少ない8名の定員とさせていただきます。

<受講者のレベル>

 既に随分お問合せをいただいていてビビっている方が多いようなので、詳しく説明します。

 うろ覚えでも消化不良でも、フランス語の基礎文法(接続法現在ぐらいまで)を一応習った(ことになっている)人を目安とします。語彙力は500語もあれば結構です。

 問題は、会話スキルの方法論を盗んでもらい、その後3か月ぐらいの独習で会話に自信をもってもらえるようにするのが趣旨なので、あまりピリピリ恐れる必要はありません。それより意欲のある方に来ていただきたいです。演習では、ある程度上級生には難しいドリル、初心者には平易なドリルを工夫しますので、ともかく(いつものことですが)「辛い」思いはさせませんので、ご安心ください。

1) 初級は、自分でほぼゼロと思っている方を対象にします。もちろん、多少でおできになる方でもやり直すつもりのかたも歓迎です。

2) 中級は、ダラダラ50-100時間程度会話を勉強したが全然できるような気がしない、というフンイキの方が対象です。

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会話スキルに関して、一般的に認識して欲しいこと

(9時間のうち延べ1時間程度下記について講義します)

<序論>

1)学習のプロセスと「会話」の占める位置

2)母国語習得と外国語習得の相違点

3)基本文型とパターンプラクティスの自習の仕方

4)大人の会話 >難しいがあわてる必要はまったくない

5)ビジネス会話の特徴 >実はやさしい

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科学的な会話力習得のプロセス

a) 構文分析能力の習得

b) 発想論理・分析能力の習得

c) 決まり言葉、つなぎ言葉の習得

d) 文章創造力とコグニティブメソッド

e) 表現、語彙のスピーチレベルの分析能力

f) 正しい発音の科学的訓練

「話す」のに何が必要か

a) 語彙とその語形変化力

b) フレーズ・構文の習得

c) 基礎慣用表現・つなぎ言葉の習得

d) 要注意語彙の研究

e) 構文の発想転換力

f) 日仏比較音声学

「聞く」のに何が必要か

a) 音声発音能力 > 自分が正しく発音していないと聞き取れない

b) 圧倒的な語彙力 > 結局、相当量の読み書きの演習が必要

c) OO語らしい表現への理解力

会話術

a) 話題の内容

b) ユーモア(エスプリ、ウィット)のセンス

c) 話術

<教材>

基本教材は次のようなものです。

1)Rendez-vous, Champs-Elysee(ディアローグ)

 これは90年代に Hachette から出たイギリス人向けの教材で、現在は絶版です。日本人には使いやすいものではありませんので、私が使いやすく工夫します。この教材の最大の利点は、Dialogue が教科書的でなく面白いことです。旅行者に必要なトークに始まって、大人の砕けた会話(特に恋愛沙汰)、さらに後半ではビジネストークと盛りだくさんです。

 登場人物は個性がはっきりしており、非常に楽しめます。連続ドラマを見ているように次から次へと話が展開し、飽きることがありません。

2)Intensive Spoken French の Basic course から抜粋(パターン・ドリル)

 70年代に一世を風靡した強烈なパターンプラクティス教材です。構造言語学の成果をふんだんに盛り込んだ超ハードな教材で、かつて米国のエリート外交官に短期間でフランス語を習得させるために使われたものです。日本では、あまりのハードさに教材が売れず、販売中止となったいきさつがあります。

 この中から、ヒヤリング、リピーティング、ディクテ、サブスティチューションなど、適宜選んで会話の練習の仕方を伝授します。(この2日でペラペラになると思わないでください。また当方もそれは期待しておらず、苦しい練習はしませんので安心してください)大事なことは、皆さんに、会話というのはこういうことを練習しないとうまくならないのだ、ということを習得してもらうことなのです。

 この教材は30巻近い膨大な音声教材がついています。受講者で希望する人のためになんとか編集してダビングしてさしあげるように計画しています。

3)オリジナルの資料

 会話術のためのノウハウを示したハンドアウト、つなぎ言葉、分野別語彙集などのドリルものなど。

 

<そのほか>

 当然のことながら、冠詞など文法的にネックになっている事項などについては、適宜指導します。くだけた会話表現の収集の仕方については「クレヨンしんちゃん」の仏訳、ビジネス表現の拾い方については Business French(Routridge)などを抜粋して紹介します。そのほか、面白い教材とその使い方についてもご紹介します。