特別セミナー 「イタリア語会話TGVコース」

幻の会話教本によるメソッドについて /////////////////お申込みはこちらに



 イタリア語学習者の皆さん、こんにちは。猪浦です。

 イタリア語のセミナーを開催するたびに、皆さんから「会話ができない」という学習法の悩みを聞かされるたびにかつて私が企業研修で行なっていたメソッドによるセミナーの実施を考えていましたが、この方法は私自身もかなりの気力・体力を要するため、ここ6〜7年(個人レッスンは別として)封印していました。

 このメソッドは、かつてポリグロット外国語研究所が大企業の赴任ビジネスマン向け企業研修に応用していた少し特殊なものです。今回、思い切ってこのメソッドによる授業を、4日間(分割)の集中セミナーで復活する決心をしました。その理由の第一はこのメソッドの(日本人学習者に対する)有効性を実証するためです。

 このメソッドにより、かつての日本興業銀行、野村證券、ブリヂストンなどのビジネスマン10数名以上がイタリアに巣立って行きました。そのほとんどの方々が「あの教科書・教え方はよかった」と言ってくれましたし、中には日本で80時間勉強しただけで、ミラノに着いたその日に商談ができたと感激のFAXを下さったかたもおりました。
この教材は本もテープも絶版のためすべてコピーして配布します。

 ここで「語学で身を立てる」(集英社)のなかの「話す力をアップさせる方法」という部分に私が書いたこと(つまり私が考える理想的な会話力速習方法)を箇条書きにしてみます。

1) 全体で30分〜1時間程度の良質の会話テープを50回以上聞く(内容は完全に理解しなくてよい、集中して聞かなくてよい)。これはイントネーションのプロトタイプを脳に植え込むためです。

2) 適度な量のパターンプラクティスを「文字を見ながら」(普通は耳だけでやらせようとします)すらすら言える練習をする。このとき、そのプラクティスがどのような意味をもっているかを学習者が意識してやること、そして今自分がどのようなことを言っているのか理解しながら練習することが重要です。このプラクティスのやり方を始動するさい、猪浦は直前に日本語の訳を挿入します。これは将来の「通訳技術」に結びつけるため、双方向へ即座に言い換えられることを可能にするギヤチェンジの練習となります。そして、この練習は気力・体力充実しているときに行ないます。また、平行してドリルを文字で書くことをします。

3) 冠詞、前置詞、動詞の変化、語順、単語の選択、の5つの項目は通常の教材・メソッドではマスターできませんので、これについて適切な猪浦メソッドに基づいた「理論的ガイドライン」を学習者に事前に、あるいは適宜与えます。

4) 日本語をベースにした「つなぎ言葉」100例を暗記して、運用してみます。

5) 日本語をベースにした「接続詞」「文型」各20ほどを暗記して、運用してみます。

6) 全体の学習を進める中で、くり返し「日>伊」の口頭の単語テストを行い、アクティブ・ボキャブラリー2000を完全習得します。

 教材はかつて Mondadori で出ていた Corso di italiano per stranieri で、ディアロゴ(会話テキスト)は圧倒的な内容の面白さを誇り、その録音テープは臨場感あふれるもので、極めて優秀な俳優達が吹きこんだものです。ではなぜこの教材が日本ではあまり使用されなかったのでしょうか。これを使いこなす教師がいなかったためです。

 この教科書の欠点は、3課で既に接続法が出てくるというように、未習文法項目が出てくることですが、初級を一通り学んでいる人であれば、この欠点は克服できるわけです(そのため、興銀のビジネスマン達はこの教科書を学ぶ前に20時間で初級をやってしまったのです。実はこれがTGVコースの原型です)。

 もうひとつの欠点は、優れた教師によらなければ効果が出にくいという点です。つまり、欧米人であれば容易にわかる冠詞、前置詞のキーワードがプラクティスに記されていないため、日本人学習者はプラクティスのやり方がわからず非常にフラストレーションを感じてしまうのです(これは当然猪浦が先回りして指示を与えたうえで実施します)。イタリア人教師は「このような簡単なことが日本人学習者はなぜできないのか」と思って、この教材は日本人に向いていないと考えてしまったのです。

 ご都合のつく方は、ぜひこのメソッドを一度試してみてください。もちろん、最初の一週目の入門編だけの受講も可能です。逆に、多少話せる方は、後半の中級レベルのみの受講も可能です。会話セミナーのため、定員は7名程度としますので、ご了解ください。